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はじめはデータセンターの運用部門で業務に携わりました。 元々は開発系のエンジニア職を志望してIDCフロンティアに入社しましたが、研修期間中に見学した北九州データセンターの規模感に圧倒されたのが配属を希望したきっかけです。
運用部門では、都内のデータセンターをご利用いただくお客さまの見学や案件の対応、また運用業務の改善提案などを中心にさまざまな仕事を担当しました。 上司や同僚などにも恵まれて、なんでも「まずやってみて」という雰囲気と、日々の気軽な業務相談や、新人の意見にも耳を傾けてくれるコミュニケーションの取りやすい環境の中で最初の1年間仕事をすることができました。
その後、データセンターのサービスを企画する部門に異動して今4年目になります。 サービスの主管という立場で、お客さまから機器をお預かりするハウジングサービスや、作業の代行支援を行うオンサイト運用アウトソーシングサービスなど既存サービスの維持や管理、また、市場動向やお客さまの要望に合わせ新しくサービスを立ち上げ提供するところまでを主な業務としています。
サービス設計や開発を進めていくには、資材の調達からお客さまへ提供するまでの流れを各部署と調整し、提供する仕様からそれぞれにかかるコストの算出や、得られる利益も計算しながら詳細を決めていきます。 サービスを作るところから提供開始後の維持管理まで全体の工程に関わることができるので、リリースできた時の達成感は格別です。責任感だけでなく担当するサービスへの愛着も湧き、やりがいを強く感じられますね。
既存のサービスもそうなのですが、新しくサービスを立ち上げるには、プロジェクトとしてデータセンターの運用部門だけでなく、お客さまと接する窓口や営業、財務経理や法務部門まで社内の様々な関係部署との調整が必要になってきます。
空調や電気設備など工事に関わる場合は、社外のパートナー会社の方々も含め、規模にもよりますが10~30人と一緒に業務を進めます。
サービスが提供できるようになるまでにはたくさんの調整が必要で、色々な方とのコミュニケーションが重要です。
話したつもりでも実はイメージしているものが一致しておらず、認識がずれたまま進んでしまうと抜け漏れが発生してしまうことも。
そのようなことを極力減らすよう、まずはお互いの知識レベルを確認したり、話しやすいような関係性を作ったりすることを大事にしています。
違う部門の方だとデータセンターの専門用語が分からないこともあるので、かみ砕いて説明することを心がけるなど、この仕事は技術的な知識だけでなく伝える力も求められますね。
サービスを作っていくには、データセンターを構成している無停電電源装置や発電機、空調などの設備がどうなっているかなどの機械的な部分や、Web上でお客さまが操作するカスタマーポータルなどのシステム面を理解しておくのはもちろんですが、お客さまと接している現場からの情報収集も大事です。
例えば、「使いたい機器とサービスの仕様があわなくて利用できない」とか「こういうのがあったら嬉しい」などのお客さまの声を現場からヒアリングすることで、ニーズに即したサービスの改善や新しいサービスの企画につなげることができます。
直近では、サービス企画のメイン担当として東京府中データセンターの高負荷ハウジングサービスの立ち上げを担当しました。
技術的な部分や運用に特化したところは、私自身もまだ勉強中のところもあったので、経験や知識豊富な運用現場の方から教えていただくことで、とても学びになったプロジェクトです。
また、最近データセンターの空いたスペースを、新たにハウジングサービスとして提供するプロジェクトマネージャーを初めて任せてもらうことができました。
規模は大きくありませんが、足掛け2年のプロジェクトでサービスの立てつけを一から進めるのは中々大変です。
自分がどこまで判断すればいいのか、経営層への説明や億単位の金額の決裁はどうするのかなど、上司や先輩に相談しながら一つずつこなしています。
でも、普段は経験できないようなスケール感がこの仕事の醍醐味ですね。
私、実は以前も同じインタビューを受けたことがありまして。 その時から「プロジェクトマネージャーになりたい!」と言っていました。 データセンターの現場を経験してからサービスの企画に進みたかったのも、いつかプロジェクトマネージャーをやってみたいと思っていたのも、ずっと言ってたことだったんです。 今回プロジェクトマネージャーを任されたことで、言い続けるって大事だなと思いました(笑)。
いま担当しているのは小さめのプロジェクトですが、まだまだ色々な方からアドバイスをいただきながら進めている状態なので、徐々にではありますけどノウハウやペースをつかんでいきたいです。 ゆくゆくは新しいデータセンターでのサービス企画など大きいプロジェクトも任せて大丈夫と上司に言ってもらえるように、自分自身のレベルアップを図っていきたいと思います。
また、次の世代の若手にも私がこれまで培ってきた知識や経験してきたことを是非伝えていきたいです。 これからの人材育成も視野に入れながらこれからも頑張っていきます!