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さっそくですが、私は社内でも部署異動が多い方だと思います(笑)
新卒で入社してから5年で4つの異動を経験しました。
1年目はマネージドネットワークサービスの部署にいました。 その翌年に開通チームというネットワーク回線や機器を実際に繋ぐ部署になり、次にカスタマーデスクに移動しました。 そこでお客さまからの問い合わせを受けて解決を行う業務を約3年間経験して、今年の4月からは現在のIDCFクラウドのサービス運用業務に携わっています。
具体的な作業としては、IDCFクラウドのストレージに関するバージョンアップや、キャパシティーが少なくなって来たタイミングで新たな機器の選定を行ったりする業務です。
自分で手を動かすこともありますし、業務委託さんたちと連携して作業をすすめることも多いです。
クラウドといっても、当社はIDCFクラウドの他にプライベートクラウドやベアメタルサーバーなど色々なサービスを展開しているので、各サービスの主担当の先輩たちから業務を教えてもらいながら、複数のサービスに副担当として関わらせてもらっています。
正直にいうと最初に部署異動の話が来たときは、やっと業務に慣れ始めたこともあってあまり乗り気ではなかったんです。
でも実際にネットワークの部署からカスタマーデスクに異動してみると、自分が構築していたネットワークサービスをお客さまがどのように使って下さっているかがリアルに見えるようになりました。
逆にカスタマーデスクの仕事中は、ネットワークに関する問題の切り分けのポイントがわかるので説明に困ることがありませんでした。
前の部署にいた時間は長くはありませんでしたが、ひとつでも知っている分野があるとすごく対応がしやすくて、得た知識と経験が自分の中に生きていることを実感しました。
カスタマーデスクには、サーバーやネットワークに関するさまざまな角度の質問が来ます。 それがどのような内容であっても、なるべく早く正確な回答を出すことが仕事です。 ですから専門性の高い質問は、実際にサービスを動かしている運用部署にも質問をエスカレーションすることもよくありました。 運用部署にはそのたびに助けられていましたが、今度は私がその運用部署へ異動となったわけです。
運用に入る前はサービスを監視して何かが起こった時に対応を行うオペレーター的な部署のイメージがありました。
でも実際は、サービスの安定稼働を実現するために未来を見据えた予測と問題解決の仕組みづくりをしている部署だということが分かりました。
例えばベンダーさんとの定例会を開催して常に新しい技術を学び、機器の比較や選定に活かします。
私はまだまだ勉強中ですが、先輩社員たちの会話からリスクの予測や、将来的なメリットについて勉強することができています。
また、提供中のサービスに問題が起こった際は、原因や解決方法を即座に判断して「一旦こうしよう」と方針を決定する部署でもあるので、運用がわからないとどうにもならないし、判断ミスをしてしまうとお客さまに大きな影響が出てしまうというという“最終防衛ライン”としての責任をリアルに感じています。
カスタマーデスクの経験上、担当させていただいたお客さまのことが頭に浮かぶので、なるべく早くて安全な作業とアフターフォローを意識した報告を心がけています。
学生の頃はSIerでアプリケーション開発者になるような就活先も考えていたのですが、学校の説明会でたまたま知ったIDCフロンティアのサービスに興味を持ち、入社後は自分が想像していたよりもはるかに多くの経験を得ることができています。
今はデジタルインフラの利用者側ではなく、世の中の企業にデジタルインフラを提供するIDCフロンティアならではの規模感で、クラウドやデータセンターの運用を知れたことを嬉しく思っています。
新しい部署での挑戦は本当に自分にできるのかいつも心配になりますが、最初の部署でインフラの基礎を知り、次にカスタマーデスクで自分の考えが持てるようになった経験があるからこそ、挑戦のたび確実に広がる視野があることを知っています。
視野が広がった分だけ逆に難しさを知ることも多いですが、環境の変化があっても2〜3年後の自分の成長に確信を持てるようになったことが、ジョブチェンジを経た一番の大きな成果だと思います。
今の私はまだまだですが数年後には大掛かりなバックボーンを企画し、先回りをしながらサービスを拡大していく、そんなエンジニアになっていたいと思います。
写真撮影:WeWork 日比谷パークフロント / 共用エリア