「SQL」はデータの定義や操作・制御を行うためのデータベース言語の一つです。リレーショナルデータベース(RDB)で利用されます。
SQLを使うことで、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)に命令を出し、データを抽出・表示したり、必要なデータをRDBに格納することができます。
また、SQLはISO(国際標準化機構)などによってが標準規格化されたものであり、Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Server、MySQLなどのRDBでもほぼ同様に利用することができます。
SQL文法の種別は、大きく以下の3つに分かれています。
■データ定義言語(DDL:Data Definition Language)
関係データベースの構造を定義するデータベース言語です。新しいデータベースやテーブルを定義するCREATE文や、削除するDROP文など。
■データ操作言語(DML:Data Manipulation Language)
データベースに対しての検索や更新などの操作に使用されるデータベース言語です。検索をするSELECTや行の挿入を行うINSERT、削除を行うDELETEなど。
■データ制御言語(DCL:Data Control Language)
データに対するアクセス制御を行うためのデータベース言語です。データベースの利用者に権限を与えたり、複数の処理をある目的のもとに結びつける一つの流れの単位であるトランザクションを確定するCOMMITやそれを取り消すROLLBACKなどが該当。