閉域網は、インターネット接続とは分離されたセキュリティを確保した、特定の企業や利用者同士しか利用できないネットワークのことです。このようなネットワークは、データセンターやクラウドなどのインフラ事業者や企業内の情報システム部門が構築・運用管理しています。
閉域網は、盗聴や不正アクセスから情報を守ることができます。また、VPN(Virtual Private Network)や専用線などの技術を使用することで、企業内の情報システム全体を接続することもできます。
閉域網のメリットは、高いセキュリティを確保できることです。閉域網を使うことで、外部からの攻撃や不正アクセスが低減され、安全に情報をやり取りできます。 特にデータセンターやパブリッククラウドサービス(SaaS、IaaS、PaaSなど)を提供または利用する事業者や企業において、セキュリティ対策として利用されています。
一方で、閉域網を専用線などを用いて自社で運用するとコストが高くなる場合があります。事業者がサービスとして提供する閉域網などとも比較した検討が必要です。