プロキシサーバーとは、内部のネットワークとインターネットの境界で動作し、両者間のアクセスを代理して行うものです。プロキシとは「代理」という意味があります。
ネットワーク内におけるインターネットの出入り口をプロキシサーバー経由に限定することで、通信内容を一括してプロキシサーバー側でチェックすることが可能です。
クライアントコンピュータは直接インターネットにつながることがなく、不正アクセスや侵入行為を防ぐことができるため、セキュリティ向上目的で用いられます。
また、プロキシサーバーにはキャッシュと呼ばれる機能があり、一度閲覧したWebサーバーのデータを一時的に保存しておくことができます。
これにより、法人で多くのユーザーが同一サイトにアクセスする場合、各ユーザーが都度Webサーバーにアクセスするのではなく、プロキシサーバーがキャッシュデータを渡すことにより、高速なアクセスを行うことができます。
特にインターネット接続がダイヤルアップであった時代には、回線速度とキャッシュの応答速度には雲泥の差があったため非常に有効な用途でしたが、インターネット回線の高速化など、時代の変化とともにインターネットキャッシュとしてのプロキシサーバーは需要が少なくなっています。
昨今、有害サイト等を閲覧させないためのフィルタリング用途や翻訳、変換用途などにも利用されています。
Webサイトへのアクセス増加やコンテンツの大量配信が一般的になった今、プロキシサーバーに代わる高速化の手段としてCDN(Content Delivery Network)が注目されています。IDCフロンティアのCDNサービスに関する情報は、以下フォームから詳細な資料をダウンロードしていただけます。