ファイアウォールは内部ネットワークと外部インターネットの間に設置することで両者間の通信を制御し、内部ネットワークの安全を保護するものです。日本語では防火壁と訳されます。
基本的にはソフトウェアのことですが、これを搭載・実装するハードウェアのこともファイアウォールと呼ばれています。
ファイアウォールは、企業内や家庭内のネットワークにおいて、インターネットとの境界に設置することで、インターネット上の不正侵入など無数の攻撃から防御してくれます。
同様に、ネットワーク内からインターネットへの接続についても制御できるため、意図しない通信による情報漏えいなどをある程度防ぐことができます。
ルーターやスイッチなど、ネットワーク機器にファイアウォール機能が組み込まれていることが多いのですが、Windows XP以降では簡易的なファイアウォールがOSに標準搭載されており、個人向けのウィルス対策ソフトでも同種の機能をもつケースが多くあります。これらはパーソナルファイアウォールと呼ばれています。
最近では、UTM(Unified Threat Management)と呼ばれる、ファイアウォールにウィルス対策やスパム対策などをパッケージングした装置もシェアを伸ばしています。
当社が提供するIaaS型パブリッククラウドサービス「IDCFクラウド」では、ファイアウォール機能を無料で提供しています。
仮想マシン(クラウドサーバー)群とインターネットの間に冗長化されたファイアウォールが設置されており、外部ネットワークからの不正アクセスからお客さまのシステムを守り、安全に運営することができます。