掲載バージョン:ownCloud 10.3.2(2020年3月現在)
ZenlogicにownCloudをインストールする手順をご案内します。
ownCloudをインストールするために、サーバーでさまざまな設定が必要です。
まずは、ownCloudを利用いただく際のURLを決定します。
本マニュアルの手順でインストールされた場合、以下のURLになります。
http(s)://お客様ドメイン名/owncloud/
※ Zenlogic提供の「標準ドメイン名」で、ownCloudを利用することも可能です。
その場合は、以下のURLになります。
https://標準ドメイン名/owncloud/
※ お客様ドメイン名の参照先がZenlogic以外の場合は、標準ドメイン名を利用したURLでインストール作業を行ってください。
※ 「http(s)://お客様ドメイン名/」などのURLでownCloudを利用したい場合は、ドキュメントルート(公開ディレクトリ)の変更が必要です。
後述の「ドメイン名を設定する」でドキュメントルートの変更を行ってください。
ownCloud のアプリケーションデータをFTP接続でサーバーにアップロードするため、FTPアカウントの登録と、FTPソフトの設定を行います。
※ すでに登録されているFTPアカウントを利用される場合は、本作業は不要です。
ownCloudのインストール用プログラムを入手し、FTPでサーバーにアップロードします。
ownCloudの公式サイトにアクセスします。
ownCloud公式サイトの画面上部ナビゲーションメニューから、「Download」をクリックします。
ページ内の「Download Zip」ボタンをクリックし、デスクトップなど任意の場所にownCloudのデータを保存します。
ファイルは圧縮ファイルで提供されていますので、対応ソフトで解凍します。
FTPソフトを利用して、サーバーの「/virtual/htdocs/default/」ディレクトリ直下に解凍時に作成されたディレクトリを丸ごとアップロードします。
注意事項
ownCloudのデータは必ず【バイナリーモード】でアップロードしてください。
お客様の独自ドメイン名でownCloudをご利用になる場合は、サーバーに独自ドメイン名の設定が必要です。
※ 必ず「WEB機能」の項目は「利用する」を選択してください。
独自ドメイン名を設定すると、サーバーの「/virtual/htdocs/default/」以下に保存されたファイルが、ホームページとして公開されます。
「ownCloudのURLを決定する」で、ownCloudのURLを「http(s)://お客様ドメイン名/」とした場合は、ドキュメントルートの変更が必要です。
※ お客様ドメイン名のドキュメントルートを「/virtual/htdocs/default/[アップロードしたディレクトリ]/」に変更します。
※ サーバーに設定されているドメイン名やドキュメントルートの確認は、[カスタマーポータル] > コントロールパネル > WEB > WEBドメイン設定 にて確認できます。
ownCloudを暗号化通信(https://から始まるURL)で利用する場合は、SSLサーバー証明書をお申込みください。
「標準設定」以外のSSLサーバー証明書は、取得完了後、サーバーへの設定が必要です。
ownCloud では、PHP 7.2以上の利用が推奨されています。
Zenlogicでご提供しているPHPのバージョン切り替え機能で対応バージョンへ変更します。
※ 同じサーバー上で運用しているownCloud以外のWEBコンテンツ(ホームページ等)に影響がなければ、最新バージョンへの変更をおすすめします。