実践活用ガイド

パラメーターグループ機能を活用してRDBをチューニングする

RDBでは、パラメーターのテンプレートを作成し管理することができます。作成したパラメーターグループをRDBに適用することで、任意のパラメーターをRDBに設定することが可能です。
適用可能なパラメーターは、MySQL5.7もしくはMySQL8.0公式リファレンスマニュアルに記載されているmy.cnfの[mysqld]セクション内で適用可能なサーバーシステム変数です。
パラメーターグループが設定されていないRDBにはデフォルトパラメーターが適用されています。

※いくつかのパラメーターはセキュリティや管理上利用できません。利用できないパラメーターはパラメーターグループ作成時に指定できません。

パラメーターグループの作成

RDBトップページ画面左部のサイドメニューバーからパラメーターグループをクリックします。
パラメーターグループ一覧ページに遷移し、画面右上の「パラメーターグループ作成」をクリックし、設定画面に遷移します。

パラメーターグループ一覧画面のイメージ

設定項目

1. パラメーターグループ名

任意のパラメーターグループ名を入力します。

パラメーターグループ名入力のイメージ

2. データベース

適用したいRDBのデータベースのメジャーバージョンに合わせて選択します。
例えば、MySQL5.7で作成されたRDBに適用したい場合、MySQL5.7を選択してパラメーターグループを作成します。

パラメーターグループデータベース指定のイメージ

3. パラメーター

設定したいパラメーターの名前と値を入力します。
キーの入力枠を選択すると設定可能なパラメーター名が表示されます。
キーが入力されると値の入力枠には設定可能な入力値が表示されます。

※候補に出てこないパラメーターにつきましては、設定は可能ですが、動作の保証をしておりません。

パラメーターグループ設定項目のイメージ

入力が完了したら「確認画面へ」をクリックします。

パラメーターグループ作成のイメージ

入力情報に問題がなければ「作成」をクリックします。

パラメーターグループ作成確認のイメージ

RDBにパラメーターグループを適用する

1. RDB一覧からパラメーターグループを適用したいRDB名を選択します。

RDB一覧画面のイメージ

2. 詳細モーダル上部から「パラメーターグループ」タブを選択し、パラメーターグループ設定で適用したいパラメーターグループ名を選択します。
パラメーターグループに設定されているパラメーターを適用するにはデータベースの再起動が必要です。
すぐに適用する場合は、モーダル下部の「データベースサービスを再起動する」のチェックボックスを選択します。
「変更する」をクリックし、パラメーターグループを適用します。

パラメーターグループタブのイメージ

3. 「はい」をクリックするとサービスが再起動し、パラメーターグループが適用されます。

パラメーターグループ適用確認のイメージ

パラメーターステータスが「設定済」になっている場合はパラメーターグループが適用されています。

パラメーターステータスが「再起動待ち(グレー)」の場合

「データベースを再起動する」にチェックを入れずに変更するをクリックすると、パラメーターグループは適用されません。
「パラメーターグループ」タブに表示されているパラメーターステータスが「再起動待ち」になっている場合は、サービスの再起動が必要です。

パラメーターグループタブのイメージ

「基本設定」タブをクリックし、パラメーターグループ項目の「再起動待ち」がグレーの状態であることをご確認下さい。レッドの場合は適用エラーです。

パラメーターステータス(グレー)のイメージ

詳細モーダル上部の「操作」タブからサービスの再起動を行ってください。

サービス再起動画面のイメージ

パラメーターステータスが「再起動待ち(レッド)」の場合

パラメーターグループ作成時に無効な値(hoge等)を入力して作成された場合、RDBへ適用するためのサービス再起動を行っても適用されません。
「基本設定」タブをクリックし、パラメーターグループ項目が赤いアイコンの「再起動待ち」になっています。(適用エラーの状態です)
パラメーターグループ作成時に警告は表示されませんのでご注意ください。
エラーが発生した場合は、設定された値が正しい入力値の範囲内かをご確認ください。

パラメーターステータス(レッド)のイメージ

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