「メタバース」「AI」の次にくる未来のワードとして注目されている「量子コンピュータ」とはなにか?暗号との密接な関係も交えて解説します。
1時間1円、1ヵ月560円から使えるIDCFクラウド。
1つのアカウントで、インフィニットLB・コンピューティング・CDN・DNSなど、すべてご利用いただけます。
IT システムを構築する際に、サーバーやネットワーク機器を購入(リース契約など)して、自社の建物内に設置・運用していくことを「オンプレミス」あるいは「自社運用型」といいます。オンプレミスは、従来から企業で一般的に利用されています。
クラウドが登場する以前は、システムやWebサイト構築・運用時の選択肢はオンプレミスか、外部のハウジング(コロケーション)やレンタルサーバー利用が大半でした。
しかし近年では、インターネット上の外部リソースであるクラウドコンピューティングなどを活用することで、同様のITシステムを構築することができるようになり、クラウドへの移行が加速してきています。
クラウドとオンプレミス。それぞれのメリット・デメリットを比較して見ていきましょう。
オンプレミス | クラウド | |
---|---|---|
コスト形態 |
資産 |
経費 |
コスト |
サーバーやソフトウェアライセンス、ネットワーク機器の購入など初期費用が高額。 |
初期費用無料が一般的。低コストでスタートでき、必要な時に必要なだけサーバー増減が可能なため、コストを最適化しやすい。 |
インフラ調達期間 |
機器調達に、数週間から数ヵ月かかる。 |
アカウント登録後すぐに利用できる。Web上から、サーバー台数の増減やスペック変更などが行える。 |
カスタマイズ |
自前で構築するため、要望にあわせて自由にカスタマイズ可能。 |
IaaS型クラウドの場合、比較的自由度高く使える。 |
ネットワークセキュリティ |
自社内の閉じたネットワーク環境下でシステム構築・運用できるため安心。 |
他のユーザーと物理的に分かれたプライベートネットワーク(VLAN)環境を利用できるため安全。 |
既存システムとの連携 |
同一ネットワーク内にある社内システムとの連携や統合などの自由度は高い。 |
インターネット利用を前提とした場合、連携不可のケースもある。閉域網接続などインターネットを経由せずに、自社システムと連携するハイブリッド利用も増えている。 |
障害対応 |
自社で復旧作業を行う。場合によって現地へ駆けつける。 |
クラウド事業者が復旧作業を行うため、インターネット越しに復旧を確認できる。 |
企業が構築するITシステムを、オンプレミスからクラウドに移行するメリットは、以下の5つが挙げられます。
このように、オンプレミスからクラウドへ移行するメリットはたくさんありますが、システム切り替え時にはいくつか検討しておきたい課題もあります。
1つ目は、既存システムの要件がクラウドにマッチしているかを十分検討することです。クラウド化のメリットであるコスト削減を実現するには、現状のシステム要件の洗い出しが非常に重要なポイントです。セキュリティ要件や運用マネジメント、ほかの社内システムとの連携をどうするかなど事前に検討しておくとよいでしょう。
2つ目は、ネットワークに関する課題です。クラウドサービスは、インターネット経由でサーバー環境を利用できるのが魅力。一方、オンプレミス環境下の社内システムは、管理データや顧客情報などセキュアに取り扱うシステムが多いため、同一ネットワーク内に構成されていることが多いです。
しかし、最近では「インターネットVPN」や、インターネットを介さない「閉域網接続」を利用したケースが増えており、自社とクラウド間をセキュアに接続する手段がクラウドサービス側で用意されているので安心です。 以前は自社システムとの連携に懸念があって諦めていたケースでもクラウド化が進んでいます。
IDCFクラウドでは、無料機能のリモートアクセスVPNや拠点間VPNのほか、お客さまオフィスとIDCフロンティアのクラウド・データセンター間を閉域網でセキュアに相互接続する「プライベートコネクト」もご利用いただけます。 移行の前に、現状のネットワーク要件を整理してクラウド事業者と相談しておくと良いでしょう。
■用語解説
オンプレミスとクラウドぞれぞれの特長や、クラウド移行のメリットや課題についてふれてきましたが、クラウド化すればすべてが良いというわけではありません。最近、オンプレミスとクラウドのいいとこどりである“ハイブリッド利用”の事例も増えてきています。
自社システムをどこまでクラウド化するのかを決め、コストメリットや運用方針、事業継続性などをトータル的に判断し、クラウド化の方針を決めていきましょう。
とはいえ、いざ具体的に検討となると、複雑で煩雑、膨大な調査や検討項目が発生してしまい、二の足を踏むこともあるのではないでしょうか。そんな時はクラウド事業者の無料コンサルティングなどを利用して、一緒に検討してもらうのが一番の近道です。豊富なノウハウや事例、技術力で自社だけでは気づき得ないアイデアや課題解決のヒントを見つけられるかもしれません。
「メタバース」「AI」の次にくる未来のワードとして注目されている「量子コンピュータ」とはなにか?暗号との密接な関係も交えて解説します。
日本の情報システムにとって最適なクラウド化とそのためのクラウド基盤の要件
日本の情報処理システムとクラウド化のあるべき姿、またそれを実現するためにクラウド基盤が備えるべき機能要件とは?
レンタルサーバーとクラウド利用は何が違うのか?そもそも「クラウド」とは?
クラウドが当たり前のように選ばれる「クラウド時代」。クラウドの市場規模やその先にある活用方法とは?
ビッグデータ活用を何からはじめればいいのだろう?という初心者の方へ、ビッグデータ活用への第一歩となるデータ収集についてお話します。
新規事業を行う時に解決しなければいけないシステム課題は「クラウドコンピューティング」で解決しましょう。
「パブリッククラウド」「プライベートクラウド」どちらを選ぶのが正解?
クラウドとオンプレミス。それぞれのメリット・デメリットを比較して見ていきましょう。
パブリッククラウドを選定・導入する際に役立つ、6つのポイントをご紹介。
企業のインフラをクラウド化するにあたり、チェックすべきセキュリティのポイントを紹介します。
データ改ざんや搾取、不正アクセスなどの攻撃に対する解決策を段階的に学べます。
1時間1円、1ヵ月560円から使えるIDCFクラウド。
1つのアカウントで、インフィニットLB・コンピューティング・CDN・DNSなど、すべてご利用いただけます。
×
お問い合わせ・
資料請求はこちら