ITpro EXPO 2010「日本データセンター協会カンファレンス」にて講演
2010年10月25日
10月20日に開催された、ITpro EXPO 2010のフォーラム「日本データセンター協会カンファレンス」で、日本データセンター協会の環境政策ワーキンググループリーダーである、技術本部施設部の中西重能が講演を行ないました。
「データセンターにおける東京都環境確保条例への対応」と題し、東京都環境確保条例の改定により温室効果ガスの排出総量削減義務が開始され、対象の事業所にはデータセンターも含まれていること、また、ハウジング顧客等の稼働率拡大に伴いCO2排出量が増大する特性をもつデータセンターにとって、本制度の仕組みは排出権クレジットなど大きなインパクトを与えるものであると述べました。
また、個々の取り組みよりも、各企業が率先して専門の設備であるデータセンターにサーバー機器の統合集約、クラウドコンピューティングを積極活用することがCO2排出の抑制につながると語り、昨年からの環境政策ワーキンググループの東京都に対する取組内容や、制度上のポイントおよび活動成果の紹介をいたしました。
中西は、講演を通じて、「環境確保条例への対策を通じて、東京都との連携や強力を深め、今後の制度運用に関する具体策に取り組んでいきたい」と結びました。
IDCフロンティアは、日本データセンター協会での活動を通して、今後もこうした機会を利用して情報発信に努めるとともに、データセンター事業者および関連事業者と水平的・垂直的に協力して、データセンターのあるべき姿を追求していきたいと考えています。