プレスリリース(2011年)

IDCフロンティア、風力と太陽光発電のハイブリッド街路灯をデータセンターに採用

環境対応型の北九州データセンターへ自然エネルギーを導入

2011年07月05日

株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:真藤 豊、以下IDCフロンティア)は、風力と太陽光を利用した発電によるハイブリッド型の街路灯を、西日本地域の大型拠点である福岡県北九州市のデータセンター「アジアン・フロンティア」に9月末より設置いたします。

アジアン・フロンティアは、国内で初めて大規模な外気空調方式を採用し、外気利用の商用大型データセンターとしてすでに約2年半*1の運用実績がある環境対応型データセンターです。この度、現在建設中で2011年9月末に竣工予定の3号棟にあわせ、データセンター管理棟のエントランス正面に、風力と太陽光で発電し蓄えた電力をバッテリーから供給するLED照明のハイブリッド街路灯を3基設置し、稼働中の外気空調やサーバーの排熱を利用した温室に加え、新たに自然エネルギーを導入いたします。

風力発電・太陽光発電によるハイブリッド街路灯の設置予想図

アジアン・フロンティアでは、データセンターのサーバーの冷却に外気を取り入れて利用しており、ホットアイル閉じ込め方式による冷気と暖気の分離と、床高、天井高を十分に確保して空調動力の低減を図っており、外気空調を使用しない方法に比べ最大4割弱の空調消費電力を削減*2しています。また、サーバーの排熱は室外に排出する一方、実験的な取り組みとして2009年11月から排熱を温室に引き込んだ温室栽培も行っており、冬季に必要な暖房の代替エネルギーとして、排熱の農業活用の有効性も確認しています。

IDCフロンティアでは、省エネへの取り組みのみならず、自然のクリーンなエネルギーを積極的に利用することで、環境に優しいデータセンターの運用を目指しています。

尚、今回設置するハイブリッド街路灯の概要については、以下の通りです。

設置場所   アジアン・フロンティア(福岡県北九州市)
電力供給方式 風力発電+太陽光発電、蓄電池2台併用
設置数    3基
全高     約7m
風力発電   アルミニウム合金製 垂直軸型3枚ブレード
太陽光発電  シリコン単結晶ソーラーパネル
街路灯    LED照明
蓄電性能   無発電時5日間点灯

以上

*1 2008年9月に1号棟竣工、同年10月稼働開始。
*2 2009年11月〜2010年2月に実施された実証実験の結果、1,000ラック規模のデータセンターで外気空調を行った場合、金額換算で年間4千万円強の空調消費電力の削減効果を測定。

<企業情報>
【IDCフロンティアについて】(http://www.idcf.jp)
社名:株式会社IDCフロンティア(IDC Frontier Inc.)
代表者:代表取締役社長 真藤 豊
事業内容:データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営、その他
株式会社IDCフロンティアは、日本のビジネスシーンの発展と活性化を支える情報技術基盤を提供しています。長年の経験で培った高信頼データセンターを全国9箇所で運用しており、SaaS/PaaS/IaaS に代表される高付加価値サービスの開発と提供に取り組み、ビジネスユーザーのクラウドコンピューティングやオープンプラットフォームの利活用を推進しています。

<サービスに関する問い合わせ先>
■IDCフロンティア カスタマーデスク
Tel:0120-26-2725(平日9:00〜17:00)
E-mail:service@idcf.jp

<リリースに関する報道機関からの問い合わせ先>
■IDCフロンティア 広報宣伝グループ
電話:03-4354-0155
メールアドレス:pr@idcf.jp
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