株式会社インターナショナルスポーツマーケティング様
「スポーツサイトはどこよりも早い結果速報が命」
サイトの安定運用と運用の効率化を目指す
目まぐるしく変化するスポーツ業界を支えるインターナショナルスポーツマーケティング
インターナショナルスポーツマーケティングは、「WHOLE SPORTS CREATIVE COMPANY」をビジョンとして掲げており、スポーツの魅力を最大化させ、人々の生活に彩りを添えて豊かにすることに貢献するために新たな事業を生み出し、スポーツマーケティングの新しい形を作っている。
同社はイベントプロデュース、Eコマース、Web制作運用、メディア事業ニュース、コンテンツ配信、セールスプロモーションなど様々な角度から、スポーツ関連事業にお困りのお客さまを全力でサポートしている。
今回は、同社の全サービスの保守、監視、運用を担う開発部の野内英幸(ヤナイヒデユキ)マネージャーと平松順二氏に、スポーツサイトの特徴とその課題を伺った。
大会やイベントでアクセス数が増えるのがスポーツサイトの特徴
「インターナショナルスポーツマーケティングは自社メディアとして会員管理クラウドサービス『MiiT+(ミータス)』やゴルフのクチコミサイト『my caddie(マイキャディ)』、釣り具のクチコミサイト『ツリグラ』を提供しています。
ほかにもスポーツ協会やクラブチームからWebサイトの制作開発を請け負ったり、ポータルサイトでのスポーツコーナーの制作・運用を行っています。
マラソンイベントのプロデュースやグッズ販売のEコマース、各種スポーツの現地コーディネートなども行っており、ジャンルを問わず野球やサッカー、ゴルフ、競馬、釣りなど幅広いスポーツに対応しています。」(平松氏)
スポーツメディア、ポータルサイトの運営だけでなく、スポーツに関する様々な事業を展開する同社の課題は、Webサイトのアクセス過多によるレスポンス低下だったという。
「スポーツメディアサイトを運用しており、プッシュ配信でアクセスが増加する傾向にありました。
世界的なスポーツの競技大会が開催されたときは、日本人の活躍が大きな話題となったため、サイトへのアクセス数は急上昇。サーバーへの負荷がかかったことでサイトの表示遅延やサーバーダウンが発生したので、これらを解消するためCDNを導入しようとなりました。
他社のCDNとも比較しましたが、メディアサイトのサーバーには『IDCFクラウド』を使っていたこともあり、『IDCFクラウド』のコンソールから簡単にCDNを導入できました。」(平松氏)
「CDNの効果が得られたので、競馬情報サービスサイトでも『IDCFクラウド CDN*』を導入しました。
毎年10月に開催されるレースは、日本のファンも大注目の一大イベントです。このレースの開催日はPVに加えて結果速報が出た瞬間の同時接続数も跳ね上がります。以前はサイトの表示遅延が見受けられたのですが、『IDCFクラウド CDN』を導入し半年をかけてチューニングした結果、昨年からは表示遅延がなくなりました。」(平松氏)
* Fastly のエッジクラウドプラットフォームを基盤として採用したコンテンツ配信サービス
複数サイトのアクセス負荷軽減に成功した「IDCFクラウド CDN」
このような「IDCFクラウド CDN」導入の実績により、同社ではアクセスが増加しそうなサイトを遅延なくスムーズに表示させるためにあらかじめCDNも導入するという流れができたという。
現在は同社が運用する4つのWebサイトに「IDCFクラウド CDN」を導入している。
「サッカークラブの公式サイトでも『IDCFクラウド CDN』を導入しています。
サッカーは試合によって展開が違うのでアクセスのピークが事前に予測しづらく、優勝がかかっていたり、リーグの昇格や降格に影響がある試合かによっても変動します。ですので、サイトをスムーズに表示させるためにあらかじめCDNを導入しています。
他にも、巨大ポータルサイトのスポーツメディアでは、検索機能部分を自社クチコミサイトの『my caddie』と連携しています。
この検索機能に『IDCFクラウド CDN』を導入し、処理できる検索リクエスト数を増やすことでサービスを停止させることなく提供しています。」(野内氏)
手軽なキャッシュクリアとVCL機能が運用面で効果を発揮
「『IDCFクラウド CDN』を導入することで社内の運用面でも効果がありました。
例えば、デザインで使用するスタイルシートはTTLというキャッシュが残る時間を長めに設定しています。このためスタイルシートを変更した後もTTLが切れるまでは変更前のスタイルシートがキャッシュされておりデザインが正しく表示されません。
『IDCFクラウド CDN』では管理コンソール上から簡単にキャッシュクリアが出来るので、運用担当者がキャッシュクリアをすることができ、正しいデザインを素早く表示させることができます。
また、初めてVCL(Varnish Configuration Language)を利用したのですが細かい設定ができるのが便利ですね。他にもVCLで良い機能があれば教えていただきたいです。」(野内氏)
「VCLスニペットという機能があり、頻出するVCLの記述は『IDCFクラウド』の管理コンソール上にサンプルを載せ、適宜追加していますので、そちらもぜひご利用いただければと思います。」(IDCフロンティア)
「ありがとうございます。試してみます。」(野内氏)
同社では「IDCFクラウド CDN」のオプションサービスである、画像のキャッシュに特化した「イメージオプティマイザー」の導入も実施しており、サイトスピードの改善において期待した効果が出たという。
大きな打撃を受けたスポーツ業界で見据える未来
2020年は世界的な感染症拡大でスポーツ業界にも大きな影響があったと野内氏は語る。
その中で今後同社がどのようにスポーツに貢献していくのかを伺った。
「スポーツの大会の開催が見送りになったり延期になったことで、案件自体が立ち消えになったり、リアルの場での取り組みなどにも影響がありました。在宅時間の増加でデジタルの場でスポーツに触れる機会が増えるなど、スポーツもこれまでのスタイルから変化してきています。
私たちの仕事は特にスピードが求められ、かつミスなく行うことが前提となりますが、こんな状況だからこそプロとして今まで以上にその部分を追い求めていきたいです。
これまでインフラについてはIDCフロンティアに相談し、『IDCFクラウド CDN』を導入したことで効果もありましたので、今後も一緒に考えながらWebサイトのパフォーマンスの向上や、運用の効率化を図っていく方法を模索していきたいと思います。」(平松氏)
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導入企業様 会社概要 | |
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会社名 | 株式会社インターナショナルスポーツマーケティング |
設立 | 1990年3月 |
代表取締役社長CEO | 高木 貞治 |
事業内容 | スポーツ関連事業 |
URL | https://www.ism.co.jp/ |
※掲載内容は、本事例の掲載日時点の情報です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
2021年04月27日掲載