GoogleやYahoo!などの世界的にも有名なサイトが続々と「常時SSL」への対応を発表している中、中小企業や個人が運営しているWebサイトでの「常時SSL」の対応状況はどうなのでしょうか。
常時SSL Lab.を運営するファーストサーバでは外部アンケートを利用して常時SSLへの関心具合や対応状況を調べてみました。
「自分のサイトでは個人情報を取り扱ってないから・・・」「重要な情報は載せていないし・・・」などという理由で常時SSLを後回しにしている方も、このアンケート結果をみれば常時SSLの優先順位が高いことを分かっていただけると思います。
常時SSLに関するアンケート結果
早速、アンケート結果を見ていきましょう。
今回のアンケートでは【レンタルサーバーサービスを1年以内に契約した方700名】のデータを集計しました。
※ ファーストサーバ以外のレンタルサーバーを契約された方も含む
年齢・性別
レンタルサーバー利用者向けのアンケートのため、男性の比率が高くなっています。
他社のWebサイトを閲覧する際に、URLの「https」部分(セキュリティ保護がされているかどうか)をどの程度確認していますか。
例)http://example.com https://example.com
約80%の方が、Webサイトのアドレスバーの表示を気にしているという結果でした。
個人情報やパスワードを入力するページだけではなく、すべてのページで暗号化されているかどうかがチェックされているようです。
「常時SSL」という言葉を知っていますか。
約90%の方が「常時SSL」を知っているという結果でした。
ブラウザ提供会社やレンタルサーバー業者、またSEOなどでも「常時SSL」という言葉が多く使われるようになってきたことから「常時SSL」を目にする機会が増えてきた結果と言えます。
あなたの会社が運営しているWebサイトの「常時SSL」への取り組みを教えてください。
80%以上の方が「すでに常時SSLに対応済み」または「対応予定」という結果でした。
この結果だけみても、大手サイトだけではなく中小企業や個人運営のサイトでも常時SSLへの対応が進んでいることがわかると思います。
「ログインフォームにも出現!「Firefox」と「Google Chrome」の新たな警告表示」でも紹介していますが、ブラウザ提供会社はHTTP(非暗号化)サイトのアドレスバーに警告表示を出すなど、積極的な対応が行われています。
アンケート結果をみていただいてもわかるように、「常時SSL」化への流れは待ったなしです。
あなたのWebサイトが「安全でない」と表示される前に、常時SSLに対応しておくことをおすすめします。
この記事のポイント
- サイト閲覧時には、約80%の人がアドレスバーのhttps表示を気にしている。
- 大手サイトだけではなく、中小企業などでも常時SSLへの対応が進んでいる。